南軽井沢のシラカバ林の中に建つ平屋。くつろぐ場所と寝る場所と最低限の水回りを盛り込んだ20坪程度の別荘という希望で始まった計画。垂直に伸びた木立の景観に馴染むように、水平方向に伸びたシンプルな切妻の外観とした。「くつろぐ場所」と「林」の関連性を色濃くするため縁側をつくり深い軒をかけた。新緑の季節に霧雨にかすむ林の中を、ソファに深く腰をおろしボンヤリ眺める、そんな時間が心地よい内部空間を意図として設計しました。