「家族そろって、縁側で蕎麦を食べたい」そんな建て主の想いを受けて始まった家づくり。背面に保護林を有する狭小変形地で、敷地図に建築可能なラインを落とし込み、その形と家族のイメージを融合させて古民家に使われていた梁や頼もしい八寸の大黒柱、墨色の土壁など、こだわりの素材を取り入れながら、丁寧に作り込んで行った。長い年月をかけ、子ども達の「実家」にたくさんの思い出を刻んでほしい。